このたび、介護老人保健施設とおのの施設長に就任いたしました貴田岡博史でございます。まず初めに、私に施設長としての役割をお任せくださった遠野市医師会の菊池俊彦会長に深く感謝申し上げます。 私はこれまで、県立遠野病院にて院長を務め、地域医療の発展に尽力してまいりました。また、県内の介護老人保健施設の立て直しにも携わり、地域医療と福祉の両面で貢献できるよう努めてまいりました。こうした経験を生かし、今後も地域医療・福祉の向上に尽力していく所存です。
さて、介護老人保健施設とおのにおきましては、コロナ禍の影響でマスクの着用が求められ、利用者の皆さまとのコミュニケーションが難しい状況が続きました。しかし、私たちは利用者さんと職員が顔を見て話すことの大切さを強く感じており、施設内ではマスクの着用を義務付けていません。これにより、表情を読み取りやすくし、より温かなコミュニケーションを図ることができ、アットホームな雰囲気を作り上げていきたいと考えております。
今年、私は医師として50年を迎えます。この長い年月の中で培った経験をもとに、施設の運営に尽力し、利用者さんやご家族が遠野を“良い故郷”であると実感できるような施設づくりを目指してまいります。遠野市内の医療機関や福祉施設と連携を深め、地域全体で支え合い、心温まる地域づくりを進めていく所存です。